yummymyummの日記

こんにちは

1九84

大学受験の帰り、まだこの先の進路に迷う中でとりあえずここが1番だと選んだ大学で受験した帰りに電車の窓から見る夕日がとてつもなく綺麗で

私のいる場所は間違いではなかったと思ったし、迷ったことも投げ出したくなったことも全部肯定されて、これで合ってたんだと思ったのをすごい覚えている。

毎日見える夕日はたぶん一緒なんだけど、どうしようもなく寒い受験の日に

私を慰めてくれたのはあの夕日だよな〜と思っている。

受かったかもわからなくて、その時の私の世界は今よりずっと狭かったからここの大学に落ちたら人生終わると思っていたから

 

受かっていた、嬉しかったし何より自分で掴みとったはじめてのものだった気がした

両親がなんとなく示したくれた道を何となく納得して、テクテク歩いてきただけだったから

初めて私はこうしたいんだと両親に伝えたし、自分で自分のことを真剣に考えた経験が大学受験だったと思う。

 

夕日を見たことを母親に伝えた。あの日なぜかわからないけどとてつもなく電車の窓から見る夕日に慰められたと言ったら、いきなり泣き出すから何事かと思ったら

私の母も同じ経験があるらしい。

大学受験ではなかったけれど、間違いなく人生の分岐点で電車の窓から夕日を見てそれで慰められて決心したことがあったらしい。

半分同じなんだなと笑ったし、なぜか私も涙が出てきて

今でもあの瞬間のことを思い出す

 

太陽が大きくて、それは近くて、赤くて、彩度が高い青色に赤色が滲む瞬間を私はこの目でたしかに見たと思う。

今日も夕日が綺麗

だけどあの日の夕日は今後一生見れないと思うし、その方が私にとってその瞬間が何倍も特別になる。

 

昨日は月を見た。やけに綺麗だった、右下に細い三日月が見える

でも昨日は欠けている部分までが見えた。欠けている部分が完全に空に溶けきっていない、すごい

夜は暗いのに、昨日は月が溶けなかった。

家に帰ったらニュースでほぼ皆既月食とか流れていた、朝言ってくれたらもう少しまじまじと眺めたのに。

 

比べられないほど遠い星が私のところから見える、もちろんみんなのところからも。

私の選ぶ選択は間違っていないと思う、私はそう思うし夕日が、月がそう言ってくれている気がする。昨日の月は綺麗だった