私はもっと他の何かになれると根拠もないのにずっと思っている、というかいた。総理大臣とかアイドルとか 私にしかなれない誰かになれると思っていたし、今もまだ少し心のどこかでそう思っている。
就活の輪郭がぼんやり見えてきた、と同時になんとなくの自分の天井が見えるような見えないような
もう何にもなれない気がした。私が心震わせるあの子あの人みたいになれることはなんとなく無い気がする、
私の天井はここで私がそれを天井として認識するときその天井は放射線をも通さない頑丈なものになる。
誰かにお前はここまでだ、と言われるならまだ良い。それは自分で設定した天井じゃないので認識しなければいい。自分で自分の天井に気づく時がいちばん辛い。
自分の天井に気づきながらも貪欲に理想を追い求めるのが努力で、まあ元から天井なんて概念を持ち合わせないのが才能なのかなよく分かりませんが。
私が才能という言葉で自分の怠惰とか恐怖を正当化したい
理想と現実が全く反対にある、理想には時間も費用も莫大なかかる。現実が突きつけられる、いつも見ないようにしていた私の現実からは今回ばかりは逃れられないらしい。
ああ無力な私、泣き出さないで〜かわいそうに。気づいたら天井があったんだもの。
でも落ち込まないで
この世界の成り立ちに自分が避けがたく含まれているのだという認識がもたらす一種の充足感
(村上春樹1Q84 book3前編)
美しい地球に生まれた意味をここでは見出せない気がする。私の心の拠り所は絶対別の場所にある、この日本のどこかには必ずある。
朝見た上のほうでキュッと紐で結ばれたキャベツたちがどうしようもなく可愛いかった