作中に出てくる僕は実は少し村上春樹さん自身に寄せてるのかもしれないなとワクワクしながらページをめくる
まだ全ての作品を読んだわけではないし、村上春樹さんのことを全然知らないけれどなんとなく作中の主人公と似ているのかもしれないなと思う。
この本は2つの場面が行ったり来たりして、区切りをつけて読みやすい本だと思う。ここまだ読んでお風呂に入る、電車を降りる、勉強を始めるとか
感想も途中で書いてみた。また読み終わったら書く。
村上春樹さんはSNSをやらないと言っていたので感想を書くのがあまり緊張しない。
この場所は見たい人なら誰でも見れるので、もしかしてもしかしてがあったとすると、本人が見れてしまう。そうして私の感想がデタラメであったり、解釈が違ったりすることを言われてしまうかもしれない。よかった。安心して書く。
全てが心地良い文章で、久しぶりに人混みに行って帰ってきて人に酔ってしまったかもしれない私は家に着いた後わざわざ庭に椅子を出して続きを読んだ。
壁とか心とか、貯金箱みたいな傷とか、これは何か意味があってここに置かれた言葉なんだろうと思うけど、疲れていて考えるどころではないのでとりあえずページを進める。本当はそういうのについてうんと考える方が楽しいんだと思うけど。
想像力を働かせて具体的な場面を思い浮かべるのが好きで、絵を描く時間があったならいちいち描きたいくらいだ。
時間を空けてもう一度読むとまた想像も異なってくるんだろう。
楽しい。