ピカソ展に行って気に入った言葉がある。
学芸員の方なのかな?こういったテキストを書くのは
これを読むと第二次世界大戦の状況下で彼が個人の尊厳を守ろうと、彼なりの方法で必死に働きかけていたのがわかる気がする。
ピカソの絵を見た当時の人々は、同じ経験をしていなくたとしても感情の共有ができ、それはそれは力強い励ましで慰めだっただろうと思う。
また個人的な体験をありありとした表現で共有することは難しいと思う。だからこそ、絵として「ゲルニカ」などという イデア として在ることは、大きな意味があるように感じる。
個人的体験を普遍的なものへ変えていくには、ひとつひとつ思い出し、脳の奥底にある記憶を拾い上げ、見たくないものを見て、思い出したくないものを思い出し、時には人から聞くことだってあるかもしれない。そうしなければ普遍的なイメージは生まれないと思うから、ひとつひとつの体験の共通点や見え方を自分の中で一度噛み砕いてキャンパスに作り上げる
それをやり遂げたのだと思うと心が痛むし、同時に強い人間だなと尊敬する。本当に強いと思う。
ちなみに私は美術にはあまり精通しておりません。今後深く考えていきたい物事のひとつではあります...
高校生の時に、イデアとは万人が想像したときに同じ形を持つもの、例えば円、三角形、四角形などと習った記憶がある。
例として地下牢の囚人が見る壺の影があったかな
意味を間違えていたらごめんなさい。