他人になれると思ったことがある人、挙手

目が覚めたら他人になれることがあるかもしれないと最近まで割と信じてた。

私の共感性(上手く働かないこともある)は人のものより少し強いものであると思う。うーん共感性なのかな、自分を他人に投影する力？イメージが少し鮮やかであると思う。

見えないものをある程度頭の中で構築してなんとなくその景色が見えるようなことがある。

その景色は間違いなく私の想像なのに、現実世界で見たかのように ありありと 覚えている。たまに見たことある景色を見るのは、私の想像の中の景色なのかもしれない。

19年、あと少しで20年、この世に落とされて20年でやっと気づく永遠に私は私にしかなれないのだと。遅すぎた

私が持つ鮮やかすぎるイマジネーションは、ときに私を苦しめてきたし、見えない夢を見させてきたし、希望を抱かせてきた。なかなかひどいモンを持ってしまったなと思いつつ、別に今更過去に戻れるわけでもないと気づいたので諦める。

他人になりたいと、ふと思う。スウェーデンかノルウェー、モンブランが見えるところでもいいなあ、そういうところに住む他人になりたいと思う。モンブランっていうのは山の方ね、一応。

目を瞑って何秒かして開けてみたら、18歳の私はモンブランにいたと思う。

そのあと現実の私に戻ったところで、その違いに驚いて悲しくなっていた18歳の私、

私の想像は全て空虚なもので、一瞬しか満たしてくれないことも。どうしても他人になれると思い込んでた私、可愛いな

まあそんなことはどうでもよくて、生きていく分は普通に自力で稼ぐことのできる私に感謝する。想像ばかりしていたのに、なかなか上手くやっている、偉いぞ。今までの私も、これからも

なんとなくでもいいからとりあえずゴールに向かってボチボチ進んでいる。この場合のゴールは死ぬことになってしまうかもしれないけど、それ以外にみんな私達のゴールって思いつくの？

出来るだけ楽に行こうよ、気を落とさないで行こう。

バカになった方が上手く行くこともある。この場合のバカは褒め言葉だよ。グレーゾーンは大切だからね、ある程度の曖昧さも重要。

雲の流れがだんだん早くなってきた。

私は家族と一緒にご飯を食べる。1人の人も、ご飯にありつけない人もこの世の中にはいると思う。もう想像して苦しくはならない。悲しいほど私は私にしかなれない、